★☆★ 平成二十三年十二月「旨門かわら版」一覧 ★☆★

 

12/31(土)▼会社は今日から一月四日まで正月休みだが、今朝九時まで会社で仕事した。帰宅する頃晴れ間から日が差して来た。長男と屋根の雪下ろしをした。下ろした雪はKちゃんが後片付けを手伝ってくれた。彼女は初めて「ママさんダンプ」を扱うので、その前にコツを伝授した。正月料理をこしらえていた小雪さんも後から手伝ってくれ、皆でやるとすぐ終わった。久しぶりに体を動かしてたので疲れた。

昼、隣の町内にある「六條はま長」で母がスポンサーになり五人で年越し蕎麦をいただく。夜は御節をいただき年越し。Kちゃんは初めて正月を北海道で迎えた。

 

12/27(火)▼今日は大事な仕事をした。帰宅は意外と早く午後9時だった。

 

12/26(月)▼ラグビー大学選手権(第48回)二回戦準々決勝で、早稲田、慶應、明治が敗れてしまった。来年二日の準決勝は「帝京×筑波」「関東×天理」になった。

 

日本のラグビー界を牽引してきた早稲田、慶應、明治をさしおいて、同志社につづく史上二校目となる帝京の三連覇を何とか阻止したい。と、同時に早慶明の三校には準決勝に残った四校のハングリーさを見習って再興しないと大学ラグビーファンとしてつまらん。多分、帝京も筑波も関東の関係者もそう思っているはずだ。

早稲田は準決勝に進出した関東学院の、練習グランドに赤黒ジャージーで出向き、胸を貸してやれるだろうか。あれはいつだったか忘れたが、関東は上井草にそうやって練習に出向いてくれたことがあった。

早稲田の敗退で正月二日の大いなる楽しみが減った。決勝に駒を進めたら1月8日の決勝戦応援のため国立に行く予定を立てていた。正月は札幌から孫たちが来ることと、箱根駅伝を楽しむことにする。

 

12/25(日)▼今日は会社は営業。朝、凄い風で地吹雪の中を出勤。行ったことないけど南極大陸のブリザードみたいだ。その後吹雪になり、もう目茶目茶。寒波、強風、吹雪。

 

昨日行われたTリーグ「ヤマハ発動機ジュビロ×NTTドコモ」戦は、ヤマハがなんとか勝った。かなり苦しめられたようだ。まだビデオを観てないので詳しくはわからない。とにかく勝ち点5を得てよかった。第八節を終了して全14チーム中で第6位。プレーオフへ進出するには4位までにいなくてはならないので、今後の全試合は負けられない。特に、五位の神戸製鋼、四位のNECには是が非でも勝って貰わないとならん。

 

年末は膨大な事務処理が発生し、現場サイドでの入力が遅くなり当然電算処理も遅くなっている。午後八時過ぎの終了予定なので、それまで夕方自宅に戻った。Kちゃんが来ていたので一日遅れのクリスマスケーキを皆でいただく。長男は今日から明後日まで今年最後の仕事に札幌へ行っているとか。

それから、年賀状を書いた。今年も減らしたのですぐ書き終えた。そして、ノンアルコールビールを飲みならが夕食を取った。サッポロのノンアルコールビールだったが、サントリーもキリンも同様に不味い。自分のような飲兵衛が口にする代物ではない。

会社へ向かう途中、旭川中央郵便局に年賀状を投函し、Kちゃんをアパートまで送って、出社。午後10時過ぎに帰宅できた。

 

12/24(土)▼午前6時半に出社。帰宅は午後10時半。すぐ風呂に入って寝た。

 

12/23(金)奉祝・天皇誕生日(天長節)▼朝一、会社に出て一仕事を終え、車のバッテリー充電のために遠出することにした。朝、車のライトを点けて出勤し、また点けて帰宅の繰り返しなので、古いバッテリーだから充電しないといけない。

 

富良野の「原始の泉」は上富良野側から行くと通行止めだったが、警備員の人が開けてくれ「雪が深かったら無理しないほうがいいよ」と言ってくれたが、薄っすら積もっているだけで全く支障はなかった。泉をいただいた後、「鳥沼」を覗いてみた。鴨が300羽くらいいた。どうも鴨などの水鳥は苦手なので他の野鳥を探したが時間帯が悪くスカ。鳥沼公園の筋向かいにある「FBふらのバーガー」、冬は閉店していると思っていたが、営業中の案内があったので昼だったので入った。今回で二度目。自分は定番メニューとされる「ふらのバーガーセット」(950円くらい)とコーヒー(400円)を、小雪さんは富良野スキー場50周年記念協賛メニューの「スノードックプレート」(710円)+コーヒー(400円)。今回もやっぱりパンが旨いと思った。帰りにベーコンとソーセージ二種を購入して、吹雪の中を旭川へ戻った。

 

午後、年賀状を仕上げた。宛名は小雪さんが手書きするので、裏面の写真と我々差出人を印刷。二〜三行空欄を設け、一筆書けるようにいつもしている。写真は京都永観堂で写したお地蔵さんにした。

その写真を二階の部屋で選んでいたら、階下から話し声がしていた。降りて行くと、以前、自宅の裏に住んでいたGさんの奥さんが、丸の命日だからと花とお菓子を届けてくれ、今帰って行かれたそうだ。毎年、丸の命日にはきまってこうして花などを届けていただいている。

丸はGさんの奥さんが一番のお気に入りで、いつも「猫にマタタビ」状態になっていて、奥さんもその丸をよく可愛がってくれていた。

 

12/22(木)▼今日は寒かった。会社玄関前の寒暖計では氷点下20度近く。郊外の江丹別では27度くらいだったらしい。シバレました。それでいて結構道は滑るのです。昨日、日が射してナメっていたので滑るのですね。交差点などはズルリとなりました。

 

今日、遅いお昼休みを利用して銀行へ行きJRAのIPATに軍資金を投入、そして小雪さんに頼まれていた年末ジャンボ宝くじを「堂前たばこ店」で買う。二十人ほど並んでいた。

もし、一億円が当たったら・・・・・いろいろ想像してしまう、大晦日までのこの楽しさ。今年は旨門家の誰か(自分、小雪さん、母)が当たる気がしてならない。誰が当たっても皆のもの。本当に当たったらバチだけはあたらないようにする。

 

12/21(水)▼一昨日から帰宅は九時半前後、朝早いので家では寝るだけだ。今日は朝から晩まで寒い。日中は日が射し、路面がテカテカになって滑るから車の運転には気を遣う。しかも、道幅が狭いから渋滞気味。日中は普段の倍の時間がかかる。

今日、「堂前たばこ店」で宝くじを20枚買った。なんか当たりそうな気がしている。一億円当たったらを想像すると、結構楽しくなる。宝くじを買いに行く途中だったか、仕事で昼出かけた時だったか忘れたが、車の中でラジオを聴いていたら平原綾香さんのカンパチフィーレの恋だか花だか、低音の歌声が聞こえてきた。一瞬「カンパチフィーレ」、そんなんありゃへんだろう、「カンパニューラの恋」とか言う曲だったらしい。

夜、小雪さんに宝くじを買ったかどうか確認すると未だの返事。明日、小雪さんは仕事で出かけることができないので買ってと一万円くれた。連番で20枚!

 

12/20(火)▼昨日の帰宅は午後9時半。出社が午前6時半までなので、都合15時間勤務した。

今日は、二ヶ月に一度の日赤での定期健診(腎臓内科)。血圧と尿タンパクが高く、若干下肢にむくみがあるとのこと。次回まで数値は様子見。鼻水が止らないので先生に相談し、薬を処方してくれた。

いつもだと二ヶ月分の薬代と受診料を含め約二万円かかるのだが、今回、薬の在庫を確認したところかなり余っていたので減らして貰ったところ、受診料含め約五千円。なんだか儲かった感じがしている。

 

12/19(月)▼焼肉屋、パチンコには行かないし、韓国ドラマは一度も見てないし見たくないし、KPOPだとかは全く興味はないし、チョコレートは森永のものにしている。ただ、キムチ鍋は食べるから、アキヒロ君。

 

12/18(日)▼鼻声がずっと続いているが、別段それ以外におかしなところもなかった。けど、今朝から、鼻水とくしゃみが出て風邪に罹ったようだ。この症状あたりでいつもは終わるので重症にはならないと思う。

 

北彩都で食料品の買い物をし、コーチャンフォーで孫たちへのクリスマスプレゼントに絵本と小さな人形・小さな小さな積み木、そしてカードを小雪さんと購入。ラグビーマガジンの別冊「第48回全国大学ラグビー選手権 展望号」と「歴史通一月号」も購入。それからこの本屋に併設されているドトールに入って一休み。ドトールのコーヒーも深煎りだけど、スターバックスほどではないようで結構美味しかった。いずれにしても、このようなチェーン店のコーヒーは珈琲ではないので、味云々とやかく言う世界ではないなっ。ここで昼食用にミラノサンドやホットドックを買う。

母が友人二人と十勝岳温泉「カミホロ荘」へ二泊三日で行くので、送迎バスが来る駅前のエスタまで送る。

 

今日は、ラグビーTV観戦デー。大学選手権の「筑波×東海」「早稲田×大体大」、Tリーグの「ヤマハ×東芝」。この他の大学選手権の試合も同時進行しているので、あっちこっち観る。ほぼ予想通りに一回戦を勝ち上った。来週の二回戦からぐーんと面白くなるので楽しみだ。一方のTリーグ戦、ヤマハはことごとくラインアウトを失敗し試合の流れを崩して、東芝に8-21で敗れたのでがっかりだ。ラインアウトのサインは読まれていたと思う。ここぞというところが強い東芝は勝負師なんですな。しかし、試合巧者の東芝に負けたというより、自滅した、自滅させられた感じがする。まだまだ成長途上か・・・。何だか気が抜けて、鼻水とくしゃみがいっぱい出てきたのでもう寝るしかない。今後の試合を期待していますよ!!

 

12/17(土)▼毎日結構寒いし雪が降る。昨日までの積雪は40センチ。去年が約20センチだったので倍積もっている。もっとも岩見沢では116センチ、朱鞠内では160センチ、もうワヤだ。

 

今日は次男(札幌)のところの長男Reの一歳の誕生日。向こうのご両親たちと誕生会をするとのことでこちらから出向くことにはならなかった。残念。次男から先日小雪さんの携帯に、Reがもう立って歩いている様子の動画が送られてきた。ここ数ヶ月見ないうちに随分成長したものだ。お祝いに贈った木馬にまたがっているかもしれない。元気で立派な日本男子に育って欲しい。

 

明日からラグビー大学選手権一回戦が始まる。出場は16大学。スポーツ紙などは史上二校目になる三連覇(同志社のみ)を目指す帝京大学が有力視している。が、早稲田、明治、関東学院さえも二連覇しか出来ないのになんでNZ出身の選手二人がいる帝京が・・・・。東洋人以外の外人に頼る大学は好かんのだよ。箱根駅伝の某大学を含め。絶対阻止しなければならない。

いずれにしても、決勝戦(1月8日)に早稲田が進んだら、また国立に行きたいなぁ。「お金がもうないよ・・・」と小雪さんが言っている。

 

12/14(水)▼会社休み。午前、小雪さんの当麻の実家へお歳暮を届け、その足で幼なじみのまんちゃんちへ京都土産を届けた。そろそろ、島根、静岡、余市、札幌にも歳暮を手配しなければ・・・。何が喜ばれるだろう。皆さんから既にいただいているのに・・・。

お昼、買っておいたSBの「ホンコンやきそば」を食べる。思い出を食べたが、正直、旨くはなかったのでウースターソースを少しかけるとマーマー。2袋残っている。

 

ラグビーのビデオを観たあと、長男と家の前にある街路樹の松の木に電飾を取り付けた。一昨年からやっている。これを見たKちゃんが、「実家の蛍みたい」と言っていた。彼女の奥出雲の実家には蛍がいて、木に点々ととまって光を放つそうだ。羨ましい。自分は野外活動家を名乗っていながらまだ蛍の光を見たことがないのですわ。我が家の「冬の蛍」は来年三月くらいまで点灯しています。

夜、向かいの「おかだ」さんへ皆で行った。季節柄混んでいた。鮟鱇の肝を紅葉おろしで食べながらの一杯はヤッパイケルなっ。「前略 おふくろ様」の藤竜也の気持ちがわかる。

 

12/12(月)▼やっぱり、エンジンが掛からない。スターターでやっているけど昨日と同じだ。今日から一週間早出当番なのに焦った。昨日と同様何度かキーを廻しているうちに掛かった。昼前に、勤務先の構内にあるガソリンスタンドに不具合をみてもらうと、セルモーターが壊れているので交換しないと駄目とのこと。担当のIさんが電装屋さんに連絡してセルモーターを確保してくれ、外注修理すると高くつくからとIさんたちが直してくれた。彼らは国家資格のある整備士でもともとトヨタのディーラーで修理経験があることからお手の物だったようだ。しかし、シャフトが邪魔したりして結構難儀して交換作業を終えたようで、大変申し訳なかったが、ありがたかった。

直してもらうと、なんだかエンジンのかかりがいい。正しいハイエースの音がする。こんな不具合が地元市内で起きてよかった。まだツキがついているようだから、今回は宝くじを買うことにした。

 

12/11(日)▼朝、外に出ると結構な雪が積もっていた。12月中旬頃にしては昨年の倍以上もあると思われる。雪かきを始めるとバードハウスに来ていた雀(約15羽)、カラちゃんたち5羽くらいがいっせいにノムラカエデや電線へ逃げていく。今年は例年より”ご来鳥”が多いようだ。母に拠ると、ナナカマドに綺麗な鳥が来て実を食べていたとか。カラスとハト以外の野鳥は大歓迎している。

 

会社に行って一仕事しようと車のエンジンを掛けようとしてもカチッ、カチッと音がするだけ。何回かキーを廻していると掛かった。

その後、小雪さんと旭岳源流水を汲みに行ったり、買い物をしたが、エンジンはいつもどおりなんでもなかった。なんだったのかな・・・。車の機械のことはさっぱりわからない。

午後からは、Tリーグの「本田対近鉄」戦を観たり、録画しっぱなしの番組を観て過ごし、京都や横浜で撮った大量の画像をまだ覗いていない。

 

12/09(金)▼寒かった。朝、勤務先の玄関先の寒暖計は氷点下17度。早く来ていた社員によると零下20度だったそうだ。今年の冬は少し根性があるかもしれない。

今年は業績が芳しくなく冬の賞与は減額された昨年よりもっと少なかった。貰えるだけありがたいと思っている。ただ、もう少しいただけたら、小雪さんとの「モシモ乃ヤクソク」でキャノンの70-300ミリレンズを買えたので、残念パンツの糸切れたですわ。

 

12/08(木)▼小雪さんの誕生日。一応、花をプレゼントし、夜は長男とKちゃんと四人で焼き鳥「三代目かん太郎」(市内3の13)へ。ここは二回目。串焼きではなく皿盛りで出てくる焼き鳥屋。尚、Kちゃんから小雪さんはいろいろな化粧品をプレゼントされ、とても喜んでいた。

 

夜、テレビ番組を録画してあるハードディスクを整理しようとインデックスを眺めていたら、「Small Trip - ちいさな荷物で週末旅」というNHK札幌局製作の「美唄・美瑛・旭川編」があって再度観る。そして、第三話の「十勝編」もついでに。

絵が写真のように綺麗で、殆どカメラをパンしたりズームなど多用していないので落ち着きがあっていい。野宮真貴さんという四十代くらいの女性の方が旅人で、この方はスタイルが良くて派手だから尚のこと絵が引き立つ。言葉使いは洗練された一歩手前の感じなので少し危ない感じがいい。

最初観た時、これは通常のデジタルビデオカメラではなく多分デジタル一眼で撮っているだろうと思って、調べたけど未だにわからない。まあ、あのボケ具合とカメラワークをあまりしていないことからデジ一で撮っていると確信している。ただ、ボケが強過ぎて自分には少し違和感がある。

第一話は見逃していて残念だ。再放送があればまた録画して置きたい。

 

12/05(月)▼旭川へ帰る日。午後6時発のJAL。羽田空港で、午後三時頃に島根に法事で行っていた長男とKちゃんたちと合流予定なので、それまで横浜を楽しむことにした。

 

ここのホテルの朝食で目に引いたのは、まず、オリジナルオムレツをオーダーできること。オムレツの中にいれる具材が数種類あり、それを自分でいくらでも選んで目の前のコックが焼いてくれというもの。中の具材うんぬんよりさすがプロが作るオムレツは旨かった。それから、オレンジの生絞りジュースをやっていたこと。最後に、結構外人が多くて、その中の一人は食パンを五枚ほど食べていた。もっとも彼らは大食漢で、外人ってこんなに大食いする奴もいるんだなぁって思いましたよ。ただ、ここは朝の日本食のメニューが少なかったなっ。

荷物を一切持ってホテルをチェックアウトした。リュックザックとカメラバッグ(デジ一用肩掛け式)だと歩き廻るには山同様都合がいい。二年前から、個人で上京する時には按配がいいこの恰好にしている。時々、中国人に間違われるかもしれないと不安になる。

 

万葉倶楽部の向かいの四角の無機質な建物の前に親子連れなどが並んでいて、朝早くからなんだろう?と思って近づいて行くと、例の、最近できた「カップヌードルミュージアム」だった。そのうち孫たちと一緒に来ることがあるかもしれない。海沿いの公園を歩いて赤レンガまで行くことにした。公園の小さな小山でメンコイ柴犬と遊ぶ男女がいて、夫らしきが盛んに柴犬の写真を撮っていたので、こちらも撮らせてもらった。やっぱり丸の方がメンコイ。

 

赤レンガパークに旧横浜港線のプラットホーム跡と引き込み線があるのでそれを眺めてから、横浜市内の観光スポット巡りの百円周遊バス「あかいくつ」に乗り、ぐるぐる遠まわりして大桟橋埠頭で降りる。眺めがいい。赤レンガ倉庫もキングもクイーンもジャックも表から眺められて、その向こうに白雪の冨士が望める。いいところ。するとここで花嫁花婿が衣装撮りをしていて、「おめでとうございます」と大きな声を掛けると「ありがとうございます」というのです盗撮した。もう一組が待機していたのでここはこんな名所のようだ。

ここからまた「あかいくつ」に乗り、みなとみらい大通りで降りて、ランドマークタワーの69階の展望フロア「スカイガーデン」へ。一人千円かかる。四方が眺めのいいところだ。気分が良くなってきたので、富士山を眺めながらビールを飲むことにした。気持ちがもっと良くなった。

 

昼時をやり過ごしてここに来ていたので遅い昼をこのビルの五階の中国料理屋で取った。勿論、生ビールをやりながら。窓際の席だったので、先ほどの旧横浜港線の線路跡が見える。今は散策路になっている。

また、「あかいくつ」に乗り三つ目の停車場「新高島駅前」で下車。そこから、日産自動車グローバル本社の中を通る歩道を歩いてYCAT(横浜シティ・エア・ターミナル)に向かい、京急バスに乗って羽田空港へ。バスは10分おきにあるし、パスモ(片道560円)も使えるし、高速に乗って20分くらいで第一ターミナル(JAL側)に着くので便利。

 

羽田で長男とKちゃんと落ち合い、いつもの「KIHACHI」で軽く食事。というより、夕陽を眺めながらビールとワインを飲んだという感じ。成田に一泊する彼らと別れ、一番奥の、下の、そしてバスに乗って搭乗しなければならない旭川空港行き午後6時発のJALで帰旭。

京都も東京も横浜も思いの外暖かかったが、旭川は真冬。丸四日間不在だったけど、向かいのUちゃんのお嫁さんが雪かきや車の雪を下ろしてくれていたので本当に助かった。

 

12/04(日)▼最上階にあるイタリヤ料理の「リストランテ ラ・リサータ」で朝食のセットメニューを食べる。駅から南方面が望める眺めの良いレストランだ。眼下には新幹線のホームが見える。東南の雲間から陽が差し込み暖かい。ここもパンが旨かったが、その他のものはまずまず。雰囲気を食べたようなものだが、満足した。

 

今日のメインの楽しみは、国立競技場で行われるラグビー関東大学対抗戦伝統の「早明戦」観戦だ。午前8時22分発ののぞみで東京へ向かう。それにしてもひっきりなしに新幹線がやってくる。旭川では考えられない。車中、真っ青に晴れ渡った空に映える白雪を頂いた富士山をずっと眺めるうちに東京駅に着いてしまった。

グランスタ・ダイニングという駅の商店街のようなところにある駅弁専門店「ニッポンの駅弁」で駅弁を買い、向かいの「東京DOG]で調理パンを買い込み、中央線に乗って信濃町へ行く。信濃町の駅から歩いて国立へ。早稲田スポーツと明治スポーツを無料で配布し歩いている学生らしき若者が手渡してくれるのを目を通す。青山門から入れば近かったのに千駄ヶ谷門まで行くとすでにもうずらりと学生たち中心に並んでいて、中には、カセットコンロを持参し、何かを暖めて食べてる若者らもいた。

 

私たちは、早稲田側サイドの電光掲示板下あたりの自由席に陣取った。直射日光が眩しく暑いくらいだ。早速ビールボーイからビールを求め、小雪さんと早稲田必勝を期して乾杯する。つまみは東京駅で購入した弁当など。冬の日向ぼっこをしているうちにゲームが開始された。両校とも一・二点を争うシーソーゲームの展開になってくる。目の前に座っている初老の男は明治を応援していて、一人でいちいちへぼ解説していて五月蝿い。後半も終わりごろは早稲田15−16明治で、このまま終了するかと思っていたロスタイムぎりぎりに明治陣に入り込んでラック状態のところで明治がオブストラクションの反則。ウィングで11番の原田季郎がPGを決め18対16で逆転。隣にいる男性たちとハイタッチして歓喜に浸ってふと前を見ると、五月蝿い明治のオヤジはいなくなっていた。

 

応援に来た甲斐があった。小雪さんとゆうゆうと国立を後にし、地下鉄とみなとみらい線直通の東急に乗り継ぎ横浜のパンパシフィックホテルへ向かった。

ホテルは、長男が小雪さんの誕生日のプレゼントとして予約してくれていた。この日は空室があったらしく予約の部屋よりグレードの高い、23階(から上)の特別室に案内された。(23階以上のフロアに行くにはエレベータに部屋のカードを差し込まないと行けなくて、ボタンを押しても駄目)部屋は広く、ベランダから山下公園や横浜港、本牧埠頭のガントリークレーンの林立が望める。風呂とシャワー室とトイレは別になっていた。そして、ここのホテルの部屋はみな外人仕様らしく、何もかも1サイズ大きく、便器に座ると脚がやっとついたぐらいだった。

 

夜は、ネットで探し当てていた桜木町駅付近の居酒屋の良さそうな店「横浜すきずき(野毛町)」へ向かった。ホテルからクイーンズスクエアや横浜ランドマークタワーを通り抜け、動く歩道などを行くと、桜木町駅にでた。そこから目の前が野毛町の飲み屋街が広がっている。

「横浜すきずき」はビルの二階にあるが外の階段から入ることができていい。店内の椅子席は日曜なのに満席、奥の小上りに通される。一組が鍋をつついて飲んでいた。こっちはまず刺身や鯨の立田揚げなんかつまみながらビールで一杯やりはじめ、その後熱燗にうつり、最後はおまかせ握り寿司で締めたのだが、値段の割りにマグロが旨くて、いつもながら東京方面で食べるマグロはどこも旨いと思っている。

 

店を出、桜木町駅前の広場に差し掛かると、一人の若者が電子ピアノを弾きながら美声で歌っていた。遠巻きに数人聴いている。その間を若い男と女が彼の紹介リーフレットを配布したり、CDを販売していた。なんだかもう、その三人が一生懸命で健気な感じがしたので、自分はチップを300円、小雪さんはCDを買っていた。

駅に付設の「Pie & offee」という看板がかかっていた店に入り、自分はピーカンパイと珈琲、小雪さんはハイネッケンの小瓶ビールを注文して外の椅子席に座りながら、そして先ほどの彼の歌を聴きながら飲み食いする。

 

クイーンズスクエアなどの中を通らず海側の外を歩くとホテルまでずーっと電飾がつけられて美しかった。ファーストフード店には若い男女がこの電飾を眺めながら時間を過ごしている。都会の夜は華やかさが違う

ホテルに戻りベランダに出て横浜の夜景を何枚も撮った。

 

12/03(土)▼このホテルの朝は、和洋食のレストラン、日本食レストラン、そして、オリジナルブレックファースト(早い話、朝の洋風懐石料理みたいなもの)を出すイタリアレストランの三つから選べる。今日は、フロントの奥にある広い和洋食のカフェレストラン「ル・タン」で食べた。素晴らしかった美味しかった。カリカリベーコンがあったのが良かったし、なによりもパンがみな旨かった。我ら炭水化物人間はたっぷり食べた。

 

今日は午後二時半から挙式があるのでそれまで、紅葉で有名な永観堂(浄土宗)と南禅寺へ観光することに。昨日まで決めていなかったが、そこを昨夕の会食でM君から勧められていたのでそうした。今日は暖かいので、マンパなしにした。

駅前で京都の市バスの一日券(500円)を購入し、「5」番に乗って向かった。バスは満員。窓から見える京都市内の風景は古都のイメージはあまりしない。ファーストフード店の看板や店先は地味な感じになっていた。多分、条例で決まっているのだろう。旭川馴染みのラーメン屋「山頭火」があって少しびっくりした。

 

永観堂前で降りる。総門前の雑貨屋風な店でペット茶を買うと、店の女主人が出てきてあれこれ話をして、北海道から来たことを言うと、そりゃそりゃわざわざ遠くからと歓迎してくれた。入ってびっくり、聞きしに勝るイロハモミジ(イロハカエデ)の紅いの宴。小さな葉がちらちらしてなんとも上品。ああなんと京の都の美しさよ。小僧たちが白壁に葉を濡らし張っつけてハートマークや波線を描いていた。丁度寺では寺宝展を開催していて拝観料(1000円)を払い、重要文化財の阿弥陀来迎図や融通念佛縁起絵巻、そして、みかえり阿弥陀様として有名な弥勒阿弥陀如来像を拝観。その柔らかな凛々しさに小雪さんと感動。東山の山麓にある境内は広くお堂や御殿や池が配置されていた。境内にほぼ中央にある池傍に茶店があったので、紅葉の下の緋毛氈に腰掛け、抹茶(お薄)と御手洗団子(各600円)を戴いた。ああなんと京の都の素晴らしさよ。暖かい気候にも恵まれ清々しい気持ちになる。

 

永観堂を出て南禅寺に続く小道を行く。大勢の観光客と行き交うと右手に湯豆腐屋の暖簾がかかっているいる入り口に人が並んでいた。湯豆腐料理はあちこちに案内があって、2500円前後していたようだ。京の湯豆腐はきっと旨いのだろうな。

臨済宗の南禅寺は京都三大門の一つがあるところとか。時間がもうないので、残念ながら境内を通る琵琶湖疏水水路閣(明治維新後に建設)の見物は取りやめ、大きな門をくぐり抜け法堂を覗いてからホテルに戻ることにした。バス停に向かう途中の道沿いには古くからの大きなお屋敷があり、皆セコムして外車が見えた。ここら辺りには由緒あるお金持ちがいっぱいいるようだ。

 

ホテルでシャワーを浴び着替えて、鉄砲打ちが運転するタクシーで会場へ。

そこは旭川の北海道原人からすると異次元の結婚式場「鮒鶴京都鴨川リゾート」だった。ホテルの入り口の前には森鴎外のあの短編小説「高瀬舟」に著されている高瀬川が流れ、背後には鴨川が望めるよいところに建っている築約九十年の老舗料亭。エレベータも手動で開閉し、上がる階をしめす案内も時計版を上半分にしたような、その昔、旭川にもあったものが今でも現役で動いていた。挙式は最上階のフロアで三方がガラス窓から見渡せる。東は眼下に鴨川、向こうの東山の山腹には清水寺も望めるなんとも贅沢な会場だった。両家親族の紹介のあと、今はやりの仲人のいない人前結婚式が始まったが、姪たちのことより暮れなずむ秋の京都景色にすっかり気がとられしまった。

階下で両家親族の記念写真を終え、隣に披露宴会場があり、入り口からは想像すらできないほど広いフロアだった。フルコースのフランス料理はなかなかに美味しく、姪たちのめんこい姿に幸多かれと祈りがらワインをいっぱいいただきご機嫌になったところでお開き。

 

タクシーでホテルへ戻るという母と姉夫婦を残して、ほろ酔いの我々は鴨川を歩いて渡ってみた。鮒鶴を眺めて改めて立派なところだと感心した。さて、小雪さんはてっきり橋を渡ったところでタクシーを広い祇園に行くつもりをしていたところ、自分はそこからホテルへ戻るつもりだったことから、小雪さんがふくれてしまった。しばらく無口になって二人は五条通まで歩きタクシーをひろってホテルに戻った。

 

気持ちも装いも変えて駅を探検、寒くなりラーメンを食べたいと言い出した小雪さんに従い、10階にあった京都拉麺小路の横浜くじら軒に入る。細くてまっすぐな麺とあっさりした中にもそれなりのコクがある中々旨いラーメンだった。京都でラーメンとは変な取り合わせだが、小雪さんは前から、北海道以外の都市でラーメンを味わいたいと言っていたので、まぁっ良かった。自分はあまりいい思い出がないので、中華料理屋のラーメンの方がいいと言ってきた経緯があるが、最近のラーメン屋は皆勉強して旨いのを出しているようだ。けど、わざわざは絶対行かないつもりだ。自分はやはりラーメンは旭川が一番だと思い込んでいる。

(後で、学生時代を京都で過ごしたKちゃんによると、京都は意外や意外、ラーメンの激戦区だそうですね)。

 

12/02(金)▼旭川空港午前9時50分発のJALで東京へ。

羽田空港の第一ターミナルの地下一階の案内所で「タスポはこちらでも販売してますか」と訊くと「・・・・・」と自分が尋ねるとお嬢さんが一瞬無言の後、「あのー、パスモでしたら、あちらの京急線で販売しております」。「あっ、パスモでした。すみません。どうも」。小雪さん「タバコ買うんじゃないからね!」と苦笑い。自分たちのパスモは長男たちへ貸しっぱなしだったので新規に購入しなければならなかったのでした。

 

京急で品川まで行き、駅弁とビールを買い込み、午後1時過ぎの新幹線のぞみ(N70016両編成)に乗り、二時間十分ほどで京都に着いてしまった。駅構内には京都の案内所があり、そこのカウンターには韓国語、中国語、英語他対応できるようなっている。さすが国際観光都市だ。京都駅は吹き抜けの馬鹿でかい近代的な建物で、びっくりした。そして、高校の修学旅行以来の京都タワー、目の前に変わらずどーんとそびえていて、40年前の記憶が少しだけ戻った。

 

駅に付設のホテルグランヴィア京都にチェックイン。先日、旭川から送っておいた二人分の礼服や靴を入れた荷物も受取ろうとしていると千歳から関空経由でやって来た札幌の姉夫婦と母の三人と偶然フロントで合流。三人はフロントに荷物を預け、京都植物園へ向かった。

かなり立派なホテル。部屋で一息入れ、六時頃から予定している親戚と今回の主役の姪とその相手の青年(M君)との会食までの僅かな時間だったが、錦市場へ行ってきた。夕方だったが、長袖の薄いネルのシャツにフリースの薄いベストを着て、コロンビアスポーツのタイタニウムの薄いマンパで丁度良かった。買い食い、土産の用意、市場の少し離れた大丸の裏の百円居酒屋で立ち飲みし、地下鉄でホテルの戻る。替えのTシャツと靴下とパンツを地下街で買う。

ホテルの最上階にある中華レストランの個室で会食。個室利用の場合はコース料理のみ。かなりいいお値段していた。ビールと熱燗の紹興酒をやった。ここは、姪の親である姉夫婦が支払うというので甘えた。

 

12/01(木)▼昨日、東京写真記者協会(新聞や放送関係の34社が加盟している組織で、会員605人とか。北海道新聞や西日本新聞なども加盟している)から今年の優れた報道写真に贈る2011年度協会賞と各部門賞が発表され、協会賞には読売新聞東京本社、立石紀和記者の震災企画「ままへ」が選ばれました。

 

読売新聞が3月31日付け朝刊1面で伝えた昆愛海(こん まなみ)ちゃん、当時四歳が「ままへ。いきてるといいね。おげんきですか」と覚えたばかりという平仮名で行方不明になっているお母さんあての手紙を書き、その上で眠り込んでしまった写真でした。今もこの「ままへ・・・」を読むと切なくて目頭があつくなります。

立石紀和さん、受賞誠におめでとうございます。世界一の写真だと思います。

自分もこの写真と説明記事に強く惹き込まれ、度々思い出していたので五月に「昆愛海(こんまなみ)ちゃんのこと」と題して、その朝刊を撮影しブログにエントリーしました。

今後、立石紀和氏はじめ読売新聞の写真部の皆様は、永いスパンで愛海ちゃんと震災地の姿を追うことになると思うけど、彼女にどんな声をかけて写真を撮り続けて行くのだろう。

この時の読売新聞は今でも大事に引き出しの中にしまってあります。

 

明日、姪の婚礼で約四十年振りに京都へ小雪さんと行く。紅葉が綺麗らしい。京都に二泊する。駅近くのレンタサイクルを借りて野外活動家的市内観光をしたいが、天気予報に拠れば雨模様だし、日暮れも早いので時間に余裕がないから、これからどうしようか考えることにしよう。

 

 

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